カトー321系とトミックス321系の徹底比較

発売からだいぶ時間が経ってしまいましたが･･･
カトーとトミックス、2社から製品化されたNゲージ321系。その比較をしてみたいと思います。
◎前面塗装、運転台
カトー･･･前面の紺色部分が鏡面表現になっている(鏡みたいになってるってことです。)、運転台シースルー、編成番号印刷(D2)など完成度が高いです。が、前面ライト下の帯の印刷がトミックスよりきれいになっていないのが少々残念です。
トミックス・・・前面がただ単なる紺色塗装で、運転席がライトパーツに覆われていて、客室が見えません。しかし前面ライト下の帯がカトーよりきれいに印刷されています。
◎スカート
カトー・・・実車どおりにスカートに線が入っている。カプラーはダミーカプラーです。
トミックス・・・スカートに線の表現がありません。カプラーはTNカプラーです。
◎ライト
カトー・・・白色LED採用により2色に分かれたヘッドライトを表現。低速でも実車さながらのライトの明るさです。でも少しライトが大きいような感じもします。
トミックス・・・ライトは電球採用によりカトー製よりライトが暗く、ライトの色分けもありません。ライトの大きさは、こっちが正しいと思います。
◎側面
カトー・・・先頭車のグラデーションの長さが実車どおりだと思います。また紺色の色調も近いです。また、ドアスイッチ、ドアコック表示、女性専用車ステッカー、弱冷車ステッカーは印刷済みです。しかし、オレンジの色調が若干薄いと思います。
トミックス・・・先頭車のグラデ－ションの長さが短く感じます。が、オレンジの色味が良いです。また、ドアコック、ドアスイッチ、弱冷房車、車体ナンバーなどがインレタで転写となります。また女性専用車ステッカーは付属なしなので、シールのメーカーから購入する必要があります。
◎行先表示
カトー・・・交換式行先表示を側面にも使用しています。普通、西明石行きの表示が装着済みです。追って発売予定の行先幕パーツで行先を交換できます。前面･側面表示の出来自体は非常に良いのですが、前面・側面種別幕下の英語表記が無いことと前面表示からの光漏れが少々あるのが惜しまれるところです。また、側面幕は223系のガラスを加工すれば223系にも対応します。
トミックス・・・交換式行先表示を採用しています。207系と共用可能です。こちらの表示はしっかりと英字表記がなされていますが、運行番号表示の色が少々変です。また、字も若干大きいです。しかし、カトー製と違い、さまざまな行先が用意されています。しかし交換の際に前面ガラスが外れやすいのが欠点です。また、側面行先表示は無いので、シールの購入が必要です。
◎屋根上
カトー・・・パンタグラフのシースルーもやって欲しかったです。パンタはしっかり1本シューを再現しています。
トミックス・・・パンタグラフがシースルーです。こちらのパンタもしっかり1本シューを再現しています。
◎室内
カトー・・・袖つき仕切りを再現しています。
トミックス・・・通常のロングシートといった感じです。
◎走行性能
カトー・・・フライホイール搭載で静かでしっかり走ってくれます。
トミックス・・・こちらも走行音がなかなか静かです。
◎カプラー
カトー・・・ボディマウント密着連結器採用です。
トミックス・・・アーノルドカプラーですが、連結面が狭く、交換しなくても良さそうです。
◎価格
カトー・・・定価19740円(7両セット)
トミックス・・・定価20895円(基本セット3両+増結セット4両)
　　　　　　　　定価20370円(限定品・1パンタ車7両)
◎221系福知山線快速の独断評価
321系の購入をお考えの方、カトー製をオススメします!!リアルで、安いし、走行性能も最高です。トミックス製は、カトーの321系に負けてると思います。(トミックス321系所有者の方、スイマセン・・・。)ですが、トミックス製にも長所があるので、そこを生かしてやりたいと思います。

ここでつい最近出来たカントレール高架での321系の並びを貼っておきます。左がカトー、右がトミックスです。見せつけるようにしてカーブを通過していく姿は非常にかっこいいです。



では。今日はこれで。